はじめに
CCNAの学習を進めていると、「ルーティング」「スタティックルート」「ダイナミックルーティング」など似た言葉がたくさん出てきます。
私も最初は、
- ルーティングって何?
- スタティックルートと何が違うの?
- ダイナミックルーティングって必要?
と混乱しました。
今回は自分用の学習メモも兼ねて、ルーティングの基本と種類を初心者向けにまとめます。
ルーティングとは?
ルーティング(Routing)とは、
パケットを宛先へ届けるために最適な経路を選択すること
です。
例えば、東京から大阪へ荷物を送るときに、どの道路を通るか決めるイメージです。
ネットワークでも同じように、ルーターが「どこへ送るべきか」を判断しています。
ルーターは何を見ている?
ルーターは受信したパケットの宛先IPアドレスを確認し、
- 宛先IPアドレスを確認
- ルーティングテーブルを見る
- 最適な経路を選択
- 次のルーターへ転送
という流れで通信を行います。

ルーティングテーブルとは?
ルーティングテーブルとは、
ルーターが持っている地図
のようなものです。
ここには、
- 宛先ネットワーク
- ネクストホップ
- 出口インターフェース
などの情報が保存されています。
用語の意味
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| 宛先ネットワーク | 行きたい場所 |
| ネクストホップ | 次に渡す相手 |
| 出口インターフェース | どのポートから出すか |
ルーティングの種類
ルーティングには大きく分けて3種類あります。
① 直接接続ルート(Connected)
ルーター自身に接続されているネットワークです。
例:
C 192.168.1.0/28
「C」は Connected(直接接続)の意味です。
特徴
- 自動で登録される
- 特別な設定は不要
② スタティックルーティング
管理者が手動で経路を登録する方法です。
設定例
ip route 192.168.1.16 255.255.255.240 10.1.1.2
意味
192.168.1.16/28へ行きたいなら
10.1.1.2へ渡してください
メリット
- CPU負荷が低い
- 通信量が少ない
- 動作が安定する
デメリット
- 手動設定が必要
- ネットワークが大きいと管理が大変

③ デフォルトルート
行き先が分からないときの経路です。
設定例
ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 10.1.1.2
イメージとしては、
とりあえず全部こっちへ送る
という設定です。
家庭用ルーターでも利用されています。

④ ダイナミックルーティング
ルーター同士が自動的に経路情報を交換する仕組みです。
代表的なプロトコル
- RIP
- OSPF
- EIGRP
- BGP
メリット
- 自動で経路を学習する
- 大規模ネットワーク向き
デメリット
- 設定が複雑
- CPUやメモリを使用する

覚え方
初心者のうちは次の3つだけ覚えれば十分です。
| 用語 | 覚え方 |
|---|---|
| ルーティング | 経路選択 |
| スタティックルート | 手動 |
| ダイナミックルーティング | 自動 |
CCNA学習を進めると、後でRIPやOSPFなどが登場します。
そのときは、
ダイナミックルーティングの種類なんだな
と考えると理解しやすいです。
まとめ
- ルーティングは経路選択
- ルーターはルーティングテーブルを見て転送先を決める
- スタティックルートは手動設定
- デフォルトルートは「とりあえずこっち」
- ダイナミックルーティングは自動で経路を学習する
まずは「ルーティング=経路選択」という考え方を押さえておくと、今後のCCNA学習がかなり楽になります。


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