はじめに
CCNAの学習を進めていると、
- RIP
- OSPF
- EIGRP
- BGP
など、たくさんのルーティングプロトコルが登場します。
私も最初は「名前が多すぎて覚えられない……」となりました。
そこで今回は、ダイナミックルーティングの基本と、それぞれの違いを初心者向けにまとめます。
ダイナミックルーティングとは?
ダイナミックルーティングとは、
ルーター同士が自動で経路情報を交換し、ルーティングテーブルを作成する仕組み
です。
スタティックルートのように管理者が手動で設定する必要がありません。

スタティックルートとの違い
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| スタティックルート | 手動で設定する |
| ダイナミックルーティング | ルーターが自動で学習する |
ネットワークが大きくなるほど、ダイナミックルーティングのメリットが大きくなります。
AS(Autonomous System)とは?
AS(Autonomous System)とは、
同じ組織が管理するネットワークのまとまり
です。
例えば、
- 企業の社内ネットワーク
- ISP(インターネットサービスプロバイダー)のネットワーク
などがASとして管理されています。
IGPとEGPの違い
ダイナミックルーティングは大きく2種類に分けられます。
IGP(Interior Gateway Protocol)
ASの内部で使用するルーティングプロトコルです。
代表例
- RIP
- OSPF
- EIGRP
EGP(Exterior Gateway Protocol)
AS同士の通信で使用するルーティングプロトコルです。
代表例
- BGP
覚え方
- IGP = Inside(内部)
- EGP = Exterior(外部)
と覚えると分かりやすいです。
RIPとは?
RIP(Routing Information Protocol)は比較的古いルーティングプロトコルです。
特徴
- 設定が簡単
- 小規模ネットワーク向け
- ホップ数で経路を判断
デメリット
- 最大15ホップまで
- 大規模ネットワークには向かない
現在は学習用として登場することが多く、実務ではOSPFが主流です。
OSPFとは?
OSPF(Open Shortest Path First)は現在最もよく使われるIGPの一つです。
特徴
- 高速に経路を学習
- 大規模ネットワーク対応
- CCNAで重要
メリット
- 障害発生時の復旧が速い
- ネットワーク規模が大きくても運用しやすい
CCNAでは特に重要なプロトコルなので、まずはOSPFを重点的に学習すると良いでしょう。
EIGRPとは?
EIGRP(Enhanced Interior Gateway Routing Protocol)はCiscoが開発したルーティングプロトコルです。
特徴
- 収束が速い
- 設定が比較的簡単
- Cisco機器との相性が良い
近年はOSPFが主流ですが、Cisco環境では見かけることがあります。
BGPとは?
BGP(Border Gateway Protocol)はAS同士を接続するためのルーティングプロトコルです。
特徴
- インターネットで利用される
- 非常に大規模なネットワーク向け
- EGPの代表
例えば、
- Amazon
- NTT
- SoftBank
などの巨大なネットワーク同士の接続で利用されています。
違いをまとめると?
| プロトコル | 分類 | 特徴 |
|---|---|---|
| RIP | IGP | 古い・小規模向け |
| OSPF | IGP | 現在の主流 |
| EIGRP | IGP | Cisco系で利用 |
| BGP | EGP | インターネット規模 |
CCNA学習で覚えるポイント
初心者のうちは次の内容を覚えておけば十分です。
- ダイナミックルーティングは自動で経路を学習する
- IGPはAS内部で使用する
- EGPはAS間で使用する
- OSPFはCCNAで重要
- BGPはインターネットで利用される
まとめ
- ダイナミックルーティングはルーターが自動で経路を学習する仕組み
- IGPはAS内部、EGPはAS間で使用する
- RIP、OSPF、EIGRPはIGP
- BGPはEGP
- CCNAでは特にOSPFが重要
まずは「ダイナミックルーティング=自動で経路を学習する仕組み」と理解できればOKです。
細かい設定は後から学んでも十分間に合います。


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