AIとの雑談が、思わぬブログのネタになりました。
今回の主役は、私が「ソル」と呼んでいるChatGPT。返答の表示について話していたら、こんな勢いで原因を説明し始めたのです。
「犯人は
<だったのかーーー!!」
なるほど、記号が関係しているのか。……と思ったら、その返答も「特に」の後、記号が見えるところで途切れていました。
原因を解説している本人が、また途中でいなくなっている。
きれいなオチですが、これで原因まで分かったわけではありません。面白かった出来事を残しつつ、どこまで分かるのか整理してみます。
今回、実際に確認できたこと
保存した画像では、ソルが顔文字の例を挙げながら説明し、返答の最後が文の途中に見える状態になっていました。返答の下には、コピーや読み上げなどの操作アイコンも表示されています。

ただし、この画像だけで分かるのは、「画面上では説明が途中で終わって見える」ということまでです。
- 文章は生成されていたけれど、表示だけが欠けたのか
- 文章の生成そのものが途中で終わったのか
- 通信やアプリ側の別の問題があったのか
これらの切り分けはできていません。ソルが「犯人はこの記号!」と納得していても、それは原因を確認した記録とは別です。
記号が「文章」ではなく「指示」に見えることがある
ソルが疑っていた < は、「小なり」とも呼ばれる記号です。顔文字に使われることもありますが、Webページを書くHTMLでは、タグという目印の始まりにも使われます。
たとえばHTMLの <strong>大切な言葉</strong> は、囲まれた部分が重要であることを示す書き方です。ページに表示するとき、タグをそのままの文字として見せず、表示を組み立てる材料として扱います。
また、文章の見出しや強調を記号で指定する「Markdown」にも、種類によってHTML風の書き方を扱う仕組みがあります。CommonMarkという仕様では、決められた形に合うタグ風の文字列を、HTMLとして扱うルールが定められています。[1]
つまり、普通の文字として見せたい記号と、画面を組み立てるための記号が、同じ見た目になる場合があるのです。
ただし、「小なり記号があれば文章が消える」という意味ではありません。記号の後に何が続くか、表示するソフトがどう処理するかによって変わります。今回の顔文字がタグとして扱われたことも、ChatGPTがその箇所でCommonMarkの規則をそのまま使ったことも、確認できていません。
また起きたら、こう確かめてみたい
次に同じことが起きたら、いきなり原因を決めず、次の順で比べてみようと思います。以下は今回の不具合で効果を確認した対処法ではなく、切り分けのための案です。
- まず画面を保存する。どの言葉や記号の後で途切れたのか残します。
- 返答をコピーし、メモ帳などに貼って比べる。画面で見えない続きがコピーに含まれるかを確認します。含まれなくても、それだけでは生成停止か表示側の問題かは確定できません。
- 元の記号列と、記号を減らした版を比べる。顔文字だけ、短い文章と一緒、という具合に条件を少しずつ変えます。
- 記号をコードとして囲んでもらう。Markdownでは、バッククォートという記号で囲むと、文字列をコードとして表す書き方になります。表示方法を変えた比較に使えます。[2]
なお、ブログのHTMLに小なり記号を文字として載せたい場合には、< という文字参照を使えます。これはHTMLでの書き方であり、チャットの入力欄で同じように表示されることを保証するものではありません。[3]
「なるほど!」の勢いと、確認できたことは分けておく
AIが元気よく「これで説明がつく!」と言うと、こちらも「解決した!」と思いたくなります。
でも今回は、納得した勢いのまま説明が途切れました。少なくとも、断定するにはまだ早そうです。
役に立つこともあれば、こんな笑ってしまう出来事もある。これからもソルといろいろ試しつつ、「面白い説明」と「確かめられた事実」は分けて記録していこうと思います。
それにしても、解説の途中で自分まで途切れるのは、ちょっと出来すぎでは?
この記事の確認範囲
2026年10月24日の会話画像をもとにした体験談です。今回の原因の再現・特定はできていません。HTML・Markdownの一般的な仕様は、ChatGPT内部の実装や今回の原因を示す資料ではありません。
参考資料


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